指導医養成講座
第26回VHJ機構臨床指導医養成講座
開催情報
- 日時:
- 2024年11月9日(土)~11月10日(日)
- 参加資格:
- 臨床経験7年以上
- 費用:
- 60,000円
- 定員:
- 50名
- PDF:
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- リンク:
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- 概要:
第26回VHJ機構指導医養成講座が無事修了しました。49名の修了証書授与となりました。
企画責任者 北村聖先生の「日本一の指導医養成講座にする」という意気込みがあり、「受講者が成長するだけではなく、研修医を良い医師に成長させることを目指し、研修転移しよう!」というコメントからスタートしました。
アイスブレークでは、初対面の受講者を一気に打ち解けさせる工夫が凝らされ、グループワークは一気にアクセルがかかりました。
問題をかかえる研修医では、困った研修医に対してグループワークで相談し、原因を考え、対策を検討しました。
臨床研修制度の理念と概要では、制度の考え方や仕組み、目的を非常にわかりやすくご講義頂きました。「一番眠くなる内容でも眠らせない講義をする!」という講師の宣言通り、受講者は全員食い入るように講義を受けていたのが印象的でした。
午後になり、医療面接ではコミュニケーションの難しさを理解し、どのようにすればコミュニケーションが良くなるかということをゲームを用いながら講義がなされました。会場は、盛り上がっていました。
医療情報活用では、臨床現場でAIや文献検索サイトをどのように活用し、どのような視点で検索して臨床に生かすかという講義内容でした。各グループ毎に症例を考え、AIや文献検索を活用し発表を行いました。
AIの進歩は著しく、医師がそれを使いこなすための講義でした。受講者全員臨床医でしたので、みなさん熱心に仮説の症例に向き合っておられました。
指導医の在り方では、学んだことを研修医に伝播させるために指導医はどのようなことができるのか?どのようなことをしていくべきなのか?ということをご講義頂きました。
「研修転移」この言葉は、今回の指導医養成講座でも多くの受講者の頭に残った言葉だと思います。
コミュニケーションⅡでは、一日目の内容を振り返り各グループ毎に会場を移しディスカッション頂きました。
普段、研修医との関係で悩んでいた受講者も他病院の医師とコミュニケーションをとることで「気持ちが楽になった」というコメントも頂きました。
二日目では、研修のメンタルヘルスケアについての講義が最初でした。
動画を視聴し、「このメンタルに傷がついた研修医」をどの時点で早期発見できたか?どこに問題があったのか?どう接するべきであったのか?についてグループワークが行われ、時代と共に変化するメンタルヘルスケアについて最新の情報をご講義頂きました。講義後は、続々と講師に質問に来る受講者が印象的でした。
実践的指導法では、模擬医療面接を行いケース1、ケース2でグループ毎に医療面接を行いました。5microskillから、研修医がどう考えたのかということについてサポートしていきたいというコメントが印象的でした。
ここでも講義後に、続々と受講者が質問に来られていました。
最後は、プロフェッショナリズムです。
プロフェッショナルな医師とはどんな医師か?ということを各グループ毎に議論し、本当に多くの医師像が出てきました。
教わることが少ない問題について、受講者へ講義がなされました。医師という職業柄、患者さんとの間で考えなければいけないことを多く学ばれたと思いました。
最後は、動画視聴で締めくくられました。受講者の多くの目頭が熱くなり、ハンカチ必須のフィナーレでした。
こうして、日本一の指導医養成講座は無事49名の指導医を輩出することができました。
来年は、大阪 医学研究所北野病院での開催です。是非、多くの受講者をお待ちしております。